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愛しのイケメン☆LIFE
第7章 ☆X'mas…輝愛&桜音☆
桜音の手を握って、ゆっくりとその手を離し桜音の方へ振り返った。
桜音の顎に指をかけて、上を向かせると、キラキラと潤んだ桜音の瞳。
その瞳の中に俺がうつっている。
「輝愛、メリークリスマス。逢えて良かった。」
「桜音…。メリークリスマス。俺もお前に逢いたかった。」
お互いに見つめ合う中、白い雪がハラハラと舞い落ちていく。
二人の間に、もう言葉なんていらなかった。
「輝愛、プレゼントちょーだい。」
先程まで散々言われたセリフも、今は違う気持ちで聞いていた。
あぁ、たくさんしてやる。
俺達が大好きなKiss。
「桜音…メリークリスマス。俺からのプレゼント。しっかり受け取れよ!」
返事のかわりに桜音が静かに瞳を閉じる。
ゆっくり開いた桜音の唇に、俺は優しく唇を重ねた。
俺達にとって、Kissは最高のプレゼント。
そう、これからもずっとずっと、お前がいれば、それだけで俺は幸せだ。
聖なる夜に、愛を込めて。
メリークリスマス!
fin。