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愛しのイケメン☆LIFE
第8章 ☆X'mas…青音&紗蘭☆
今日はサラとX'masを過ごせないと思っていた俺は、サラにプレゼントも用意してなくて…。
近くの花屋でサラに似合いそうな花束を作ってもらった。
目的地に着き、車を降りてホテルの部屋に着くと、中からサラが、嬉しそうに顔を出した。
「サラ?今夜平気なの?」
部屋に入った途端、俺の腰に手を回して抱き付いてきたサラに、俺はドキドキしながら聞いてみた。
こんな状態になってるのに、今さら聞くのもなんだけど、まだ何だか不安だったからさ。
そんな俺の質問にサラは、嬉しそうに答えた。
「うん、今日は旦那さん仕事が忙しくて、帰ってこないから、平気。」
「そう…それより、ここ。高かっただろ?どうしたの?」
「アズと私へのX'masプレゼント。だめ?嬉しくなかった?」
俺から体を離して見上げるサラの顔は、すごく悲しそうだ。
嫌なわけがない!
だって俺は、今夜をサラと一緒に過ごしたいって、ずっと思っていたんだから、嬉しいに決まってるだろ?
「サラ、嫌なわけないだろ?すごく嬉しいよ。ただ心配だっただけ。本当に嬉しいよ。ありがとう!」
「アズー。」
また嬉しそうに俺に抱き付くサラの髪を優しく撫でる。
「俺こそ、断られるのが怖くて、誘えずにいて、ごめんね。」
「ううん…、今夜こうして来てくれてありがとう!」