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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
"落ち着いた?"

"・・うん"

"なら、私の家に来なさい、
ウジムシなんかに負けないよう
貴女を鍛えてあげる"

"ぅ、ウジムシって"

"自国の本質から目を逸らし、
より良き未来へ歩もうとしない
腐れ保守に染まる馬鹿の事よ。
さ、来なさい!"

にっこり微笑んで、
私の手をぐいっと引く。

生まれの呪いも
絶望も虚無も振り払うように
力強く。

【はぁ、
あのサマースクールは、、
懐かしいけどさ、、
そんなの思い出して
落ち込まないの、もぉ。】

『だって、、
あんなに辛かった事と
同じことを私がしちゃったから・・』

【大げさよ】

『大げさじゃないよ。
どんなに小さくても、
偏見は・・つらいよ』

【もー、大丈夫。
アイツ、
ヒョロッこいけど強いし、
スミレは優し過ぎるの、
相手がブルコントじゃなくて、
本当に強盗だったら、今頃・・
あぁあもぉ!
とにかく、先制あるのみ!!
自分の身を護る事を優先しなさい!
で、ふにゃふにゃ悩まない事。
いいわね!?】
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