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第12章 意地悪。

ヴィオレット･･
そう言えば、昨夜もそう呼んで･･

って言うか、
出かけますよって、何？？

まさか一緒に？
ノーノーノー、絶対いや！
絶対、ぜーったい一緒に出かけたりしないから！

"自意識過剰もいいとこだ、、"

はぁぁ。。
そんなつもりじゃないのに。

もういいや･･･早く着よう。

いつまでも裸でいる訳にいかないし、
それに、、
自分が出かけたいから、
さっさと服着てさっさと帰れって
言いたかったんだろうし。。

幾つかある箱の一つを開けてみる。

大胆な花柄のワンピースと、

･･？？

Ｔバック･･が出て来た。

残りの箱には、
ミュール、鞄、アクセサリー。

トータルコーディネート･･

どうしたの、これ？

って無し無し、もう何も考えない。
あの男に関して何かを考えると、疲れるだけだ。

さっさと着よう。

Ｔバックは初めて穿くけど、
太もも回りのチクチクから解放されて、意外に良い。
それに、なんだか大人な気分･･

一見派手に見えるワンピースの柄、
着ると、案外シックな感じ。

それにしても、
"後ろ身頃を作るのは面倒だったのね"って
本気で思うほど背中がパックリ開いているんだよね、、

･･まぁ、、けど、

素材が綿だからか？
カクテルドレスのようにはならず、
ほどほどのセクシーさで、
意外と普段でも着れる･･かも。。