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想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
『そ、そんなの分かってる!
貴方に言われなくても・・
魅力が無い事くらい分かってる!!
・・私はただ・・・心配だったの。
全裸で目覚めたら
動揺するのは当たり前でしょ?
大体、どうして脱がせてるのよ!!』
声を荒げる私をチラリと見ると、
ブルコントさんは
『スケッチブックを抱え込んで、
服を汚したのを覚えていないのですか?
あのままでは、
部屋が臭いますし、
ソファーも汚れます』
判り切った答えを
素っ気ない調子で返して隣の部屋へ向かう。
その背中に、
『でも、裸のままにしておく?!
今みたいに、
ブランケットぐらい
かけてくれても良いじゃない!!』
八つ当たりの様な大声をぶつけると、
ピタと立ち止まり、
『かけていましたよ。
床に落としてしまったのは
貴女ですよ、ヴィオレット。
全く、
何度拾ってかけ直したことか・・
そこの服を着て下さい、
出かけますよ』
振り向きもせずに言って
ドアを閉めた。
貴方に言われなくても・・
魅力が無い事くらい分かってる!!
・・私はただ・・・心配だったの。
全裸で目覚めたら
動揺するのは当たり前でしょ?
大体、どうして脱がせてるのよ!!』
声を荒げる私をチラリと見ると、
ブルコントさんは
『スケッチブックを抱え込んで、
服を汚したのを覚えていないのですか?
あのままでは、
部屋が臭いますし、
ソファーも汚れます』
判り切った答えを
素っ気ない調子で返して隣の部屋へ向かう。
その背中に、
『でも、裸のままにしておく?!
今みたいに、
ブランケットぐらい
かけてくれても良いじゃない!!』
八つ当たりの様な大声をぶつけると、
ピタと立ち止まり、
『かけていましたよ。
床に落としてしまったのは
貴女ですよ、ヴィオレット。
全く、
何度拾ってかけ直したことか・・
そこの服を着て下さい、
出かけますよ』
振り向きもせずに言って
ドアを閉めた。