この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
想うより、想われる方が良い?
第12章 意地悪。
『気に入りましたか?』

いつの間にか側へ来ていて、鏡越しに話しかけられた。

凄く気に入った。
けど、それを伝えたら、

"お子様な貴女には
大人過ぎたかもしれませんね"とかって
嫌味な答えが返って来そうで、
俯いてしまった。

『・・そうやって・・』

低い声が響く。

ブルコントさんは
ぴったりと後ろに立ち、
緊張で肩をいからせてしまった私を抱きしめる。

『私を・・煽らない方が良い』

煽る?煽るって・・

『何を?お子様なッん』

指がそっと唇に触れた。

驚きで言葉も息も止まり、
心臓の音がやけにうるさくなる。
耐えられず、
俯く顔をそむけて指から逃れると、
追ってきた彼の指がそっと顎を撫で、
ゆっくりと持ち上げていく。

・・どうして?

どうしてそんなに優しく触れるの?
どうして苦しそうな顔をしているの?

訊きたくても言葉を紡げず、
鏡の中の彼を
ただじっと見つめてしまう。
/421ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ