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想うより、想われる方が良い?
第3章 幕間。
「ーーー明日・・はい、その時間に・・ええ、よろしくお願いします。では、失礼します。」
マイクはそっと受話器を置いてため息をついた。
「オッケーだったのね?」
「ええ。ですがーーーー」
綾のせっつく様な確認に、戸惑い気味の瞳を向けてプランの変更を提案するが、
「何言ってんの。男気を見せなさい!」
と、速攻で却下を食らった。
男気の遣いどころを激しく間違っている彼女に、もう一度食い下がろうとするが、ガラス戸の向こうに人影を見つけ、
「口を滑らせないでくださいよ。」と
釘をさして教室へ戻る。
「こんばんはー。
わぁ綾先生ー、髪型変えたんですね?似合ってますよ、増々色っぽい。」
戸が開くと同時に、ほのぼのトーンがロビーに響く。
綾はオーバー気味に身体を掻き毟るようなジェスチャーをして
「ぅはぁ、槇野、かゆくなるからリップサービスは止めてくれる?」
「ええー心のこもった褒め言葉ですってば、お世辞じゃないです。」
「へぇぇぇ、で?何しに来たの?
春野を虐めたらボコるからね?」
マイクはそっと受話器を置いてため息をついた。
「オッケーだったのね?」
「ええ。ですがーーーー」
綾のせっつく様な確認に、戸惑い気味の瞳を向けてプランの変更を提案するが、
「何言ってんの。男気を見せなさい!」
と、速攻で却下を食らった。
男気の遣いどころを激しく間違っている彼女に、もう一度食い下がろうとするが、ガラス戸の向こうに人影を見つけ、
「口を滑らせないでくださいよ。」と
釘をさして教室へ戻る。
「こんばんはー。
わぁ綾先生ー、髪型変えたんですね?似合ってますよ、増々色っぽい。」
戸が開くと同時に、ほのぼのトーンがロビーに響く。
綾はオーバー気味に身体を掻き毟るようなジェスチャーをして
「ぅはぁ、槇野、かゆくなるからリップサービスは止めてくれる?」
「ええー心のこもった褒め言葉ですってば、お世辞じゃないです。」
「へぇぇぇ、で?何しに来たの?
春野を虐めたらボコるからね?」