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第17章 巡り合い。

肌が温まると、内側へ
同じぐらいゆっくりと帰ってくる。

変な期待をしているのは私の方かな､､
たったこれだけで、心臓が飛び出しそう。

「ｨｯ」

恥ずかしくて視線を外すと、
ｷｯと耳を噛み囁きを流し込む。

【それとも、
こんな感じで･･】

息を乱されるほどの色っぽい声。
その直後に
ｼﾞﾝと焦げるような快感が一点から広がった。

あの人の指が
爪を立てる様にして肌を押している。
痛くないギリギリの圧迫でじっとして、

【もっと、上へ･･行って】

別の指がその少し先の肌に爪を立て、
二本は交互に、
まるで歩行する様にツン、ツン、と
ふわモコショートの中へ侵入してくる。