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第20章 おまけ：「どうして･･」

(馬鹿アマゾーヌ！！
そんなことをしたら･･)

上手くかわせているが逆効果、
追いかけて来いと煽っているようなもの。

『あ！待てよ！！』

転んだ3人目が叫ぶと、
先の二人がゲラゲラ笑い
誰が一番に捕まえられるか競争だと言って駆けだそうとした。

その瞬間、

『彼女に手を出すな』

低い声と物騒な音が三度。

酔っ払い達は歩道に倒れ、
ブルコントはゴミを見る目で一瞥し
再び走りだす。

(全く何を‥)

"通常の自分"が自分を諫め《ｲｻﾒ》ても
拳の痛みに罪悪感など欠片も感じない。
それどころか煮えくり返ったはらわたは
逆に悪態をついてきた。

(一撃で済ませたんだ、文句を言うな)