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想うより、想われる方が良い?
第20章 おまけ:「どうして・・」
ブルコントの息は止まり
くの字に折れて苦しそうだがスミレは気にしない。

「どうするって?
私がどうしたいか本気で分からない?」

ギリギリ睨むスミレに
ブルコントは苦笑いを見せ
息が回復すると一度ゆっくり深呼吸をした。

「貴女はいつも真っすぐで、
 とても素敵です」

悔しさの混じる語調で言い
スミレの手をグッと引き寄せると
勢いに任せて唇を重ねる。

弱気になっていた自分を振り切る様に
がむしゃらに貪って、
カクと可愛く脱力したスミレを抱え
ソファーへ向かう。

優しく横にさせると
スミレの目に涙が浮かんできた。
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