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想うより、想われる方が良い?
第1章 プライベートレッスン。
そう言えば、
来た時から少し様子が変だった。
抱きしめる輝昭の腕に私の手を添え、もたれかかる。

「今日、何かあった?」

「・・・・まぁ・・な」

苦しそう・・

何があったのか、心配になるけど、
・・追及しない方が良いかな?

「輝昭、手、ちょっと解いて」

「ん?・・ぁぁ」

抱きしめている腕を解かせて、胸へ連れて行く。
仕事中にちょっと不謹慎だけど、
『胸派』な輝昭を元気づけるには、これが一番。

「ぇ・・触って良いのか?」

「ぅん。
 あ、ちょっとだけだよ」

「ちょっとって何だよ」

ふっと笑ってこめかみにキスを落とすと、ゆっくりとブラウスのボタンを外す。
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