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想うより、想われる方が良い?
第7章 輝昭の事情。
<土曜、朝6時45分>
二つの人影が、そっと窺いながら玄関扉を開け、静かに中へ。
広いリビングの中央、
コーヒーテーブルの上や周辺は、目も当てられない汚れっぷり。
その横のソファーには裏表になった皺だらけのスーツ。
男は眉をひそめてため息をつき、もう帰りましょうと女へ囁くが、女は首を横に振り、すべきことをしろと男に命じる。
本来なら自分が招かれるべき部屋。
なのに、どこの馬の骨とも知れない女が上がり込んで・・
散らかすだけ散らかして片付けもしない。
(全く行儀の悪い泥棒猫。)
二つの人影が、そっと窺いながら玄関扉を開け、静かに中へ。
広いリビングの中央、
コーヒーテーブルの上や周辺は、目も当てられない汚れっぷり。
その横のソファーには裏表になった皺だらけのスーツ。
男は眉をひそめてため息をつき、もう帰りましょうと女へ囁くが、女は首を横に振り、すべきことをしろと男に命じる。
本来なら自分が招かれるべき部屋。
なのに、どこの馬の骨とも知れない女が上がり込んで・・
散らかすだけ散らかして片付けもしない。
(全く行儀の悪い泥棒猫。)