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赤と黒
第1章 始まりの扉
赤 7月29日 AM7:20

〈今日も一日、お天気が続いて暑くなるでしょう・・・〉
流しぱなっしのテレビから、お天気お姉さんの声が聞こえる。

『なんだ・・・今日も暑いのか・・・』

ミルク大目のコーヒーを飲みながら、独り言をつぶやいた。

「さて、支度支度・・・」

ネクタイを締めながら、鏡に映る自分を見つめる…

「おーい、赤木孝也頑張れよ」

心で鏡の自分を励まして、スーツに腕を通し
リモコンでテレビを消し、玄関の扉に手をかけた


ガチャ

朝から、強い日差しが玄関の隙間から容赦なく降り注ぐ

「あちぃー・・・朝からこれか・・・」

ため息混じりに扉をあけて、外にでた。
戸締りをして、駅までの5分太陽と格闘
駅では、いつもの見慣れた見ず知らずの人々に
紛れる様に改札を抜けホームへ

「いつもの顔ぶれだな・・・」

知り合いではないが、毎日見かける人達
妙な親近感にも似た気持ちが不思議だ…


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