この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
不知夜月(いざよいづき)の夜に――
第1章 新月
風はなく
ただひんやりとした湿った空気と
足元に落ちる雨が
妙に僕の胸を切なく締め付けた


目の前を傘を差した人達が通りすぎていく


車道は雨天時お決まりの渋滞が始まり
日曜の街が暮れていく…




――その時
僕の目の前を傘も差さず
急ぐでもなく通りすぎる女性に気が付いた


あれは!

『歩美!!』
僕は君の名前を叫んで
後ろから細い腕を掴んでいた


"もう一度やり直せないか?"
そう言いたかった


"心から好きだ"
胸に秘めたまま言えなかった言葉を
今なら言える気がしていた



/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ