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あなたが教えてくれたこと
第6章 6
時計を見ると一時を少し回ったところだった。
あれほど永遠に思える快楽漬けの地獄を味わったのに、時間はさほど経っていない。肌を重ねるのを濃密な時間とはよく言ったものに感じる。
「今日はこの辺にしておこう」
「そんなの駄目」
気遣う遼平が嬉しくもあり、憎くも思った。
「遼平さんが満足しなきゃ、私も満足出来ないんですよ?」
苛立つように張ったその身を握って睨む。
「じゃあ、繋がるのは、普通でもいい?」
「んー……激しく苛められたいですけど」
「結構辛いんだぜ、愛する人に酷いことするのって」
拗ねられて渋々紫遠も許諾する。
またキスからはじまり、今度は優しく遼平が彼女を覆い被さる。
彼の身体が収まり、緩やかに揺れ始めた。
髪を撫でられ、愛を謳われながら愛されるのは照れ臭く、それはそれで羞恥プレイのようで気持ちよかった。
しかしそんな不謹慎なことはもちろん口に出さず、彼の愛を全身で受け入れていた。
あれほど永遠に思える快楽漬けの地獄を味わったのに、時間はさほど経っていない。肌を重ねるのを濃密な時間とはよく言ったものに感じる。
「今日はこの辺にしておこう」
「そんなの駄目」
気遣う遼平が嬉しくもあり、憎くも思った。
「遼平さんが満足しなきゃ、私も満足出来ないんですよ?」
苛立つように張ったその身を握って睨む。
「じゃあ、繋がるのは、普通でもいい?」
「んー……激しく苛められたいですけど」
「結構辛いんだぜ、愛する人に酷いことするのって」
拗ねられて渋々紫遠も許諾する。
またキスからはじまり、今度は優しく遼平が彼女を覆い被さる。
彼の身体が収まり、緩やかに揺れ始めた。
髪を撫でられ、愛を謳われながら愛されるのは照れ臭く、それはそれで羞恥プレイのようで気持ちよかった。
しかしそんな不謹慎なことはもちろん口に出さず、彼の愛を全身で受け入れていた。