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あなたが教えてくれたこと
第3章 3
一度目の絶頂を迎えて、身体の治まりがつくわけもなかった。
中指と人差し指を埋めた紫遠は、自分の熱さに驚きながら内側を搔き乱す。
白濁した蜜が泡立つほどになったとき、彼女は一番深いエクスタシーに包まれた。
度重なる絶頂で脳は疲れ果て、もうこれ以上の快楽は危険すら感じてしまう。
紫遠は淑やかな自分を殺したような、危うい達成感を感じていた。
しかし現実は何ひとつ変わっていない。
明日からはまた息の詰まる日常が待ち受けていた。
自由に生きる遼平が、酷く羨ましく、何故だか憎らしかった。
中指と人差し指を埋めた紫遠は、自分の熱さに驚きながら内側を搔き乱す。
白濁した蜜が泡立つほどになったとき、彼女は一番深いエクスタシーに包まれた。
度重なる絶頂で脳は疲れ果て、もうこれ以上の快楽は危険すら感じてしまう。
紫遠は淑やかな自分を殺したような、危うい達成感を感じていた。
しかし現実は何ひとつ変わっていない。
明日からはまた息の詰まる日常が待ち受けていた。
自由に生きる遼平が、酷く羨ましく、何故だか憎らしかった。