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ちょいS部長の羞恥レッスン
第18章 彩乃とお出かけ、そして目撃
 友則との電話のお陰で、少しだけ気分が晴れた璃子は、化粧を落としたり着替えたりしながら藤崎を待った。

 今日の夕飯は、藤崎が弁当か何かを買ってきてくれることになっていたのだ。

 今になっても、そうして藤崎に色々と奢ってもらうことに対して、璃子は物凄く申し訳なく思っていた。

 実際、何度か「食費だけでも、一部支払わせてください」と藤崎に申し出たことはあったのだが、藤崎は「気にするな」の一点張りで、受け取ってくれる気配もなかったのだ。

 藤崎がそう言っているからといって、図々しく当然のように奢ってもらうような気持ちには、璃子にはなれなかった。



 しばらくして藤崎が帰宅した。

 努めて普段どおりに接することに気を配りながら、璃子は「おかえりなさい」と挨拶をする。

 それから二人で弁当を食べた。




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