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ちょいS部長の羞恥レッスン
第1章 きっかけは大失敗から
絶望のあまりベッドに突っ伏した璃子は、顔を手で覆いながら「クビかも……」と呟いた。
人間関係含め、今の職場で充実した生活を過ごしている璃子にとっては、「クビで転職」となってしまうと災難なのだ。
ふと目を閉じて、藤崎にこの事実を知らせたときのことを想像する璃子。
普段からクールで感情を表にほとんど出さない藤崎が怒る様子は想像できなかったが、「大変なことをしてくれたな」と静かに、そして冷たく言い放つ様子は容易に想像できたので、璃子はますます青くなった。
しかし、「とにかく、今すぐ知らせないといけない」と思い立った璃子は、スマホを手に取る。
緊急連絡用に教わっていた藤崎の電話番号を震える指でタッチすると、璃子はしばし呼吸を整える時間をとってから、電話をかけた。
人間関係含め、今の職場で充実した生活を過ごしている璃子にとっては、「クビで転職」となってしまうと災難なのだ。
ふと目を閉じて、藤崎にこの事実を知らせたときのことを想像する璃子。
普段からクールで感情を表にほとんど出さない藤崎が怒る様子は想像できなかったが、「大変なことをしてくれたな」と静かに、そして冷たく言い放つ様子は容易に想像できたので、璃子はますます青くなった。
しかし、「とにかく、今すぐ知らせないといけない」と思い立った璃子は、スマホを手に取る。
緊急連絡用に教わっていた藤崎の電話番号を震える指でタッチすると、璃子はしばし呼吸を整える時間をとってから、電話をかけた。