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第6章 朝から……

　その後、朝の支度を済ませた璃子は、藤崎が作ったサンドイッチを一緒に食べる事に。

　ここに来て、すっかり「上司と部下」という関係を思い出し、璃子は緊張しながら「いただきます」と言った。

　サンドイッチの具は、玉子焼きやキャベツ、ベーコンなどで、「おいしい」と感じた璃子は、そのままの感想を藤崎に伝える。

　緊張していることと、「余計な褒め言葉を言うと、さっきみたくイライラさせてしまうかも」という恐れから、他の事は一切口にせず。

　藤崎は「そうか」としか言わなかった。



　その後は、ひたすら沈黙が流れる。

　そのため、サンドイッチの味は非常に美味しかったにも関わらず、璃子はあまり朝食を楽しめたとは言い難かった。