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第9章 人目を避けて

「勇次さん、セックスってこんなに良いものなの？」

「そうなのだよ、人によっては多少の違いは有るけど、健康な
人の殆んどは、気持ちが良いと感じているのじゃないの」

「こんなに良いものだったのに、なんか損をしたような気分だ
わ、もっと早く貴男に出会って居れば良かったのに」

「それは僕も同じだよ、相手が理恵だと気持ちが良くて、
自分自身に”俺はこんなにセックスが好きだったのか”と
問いかける程になってきたよ」

「私はこの感覚が、癖になりそう」

「理恵の身体がこれの良さを憶えてしまったようだね、
いいよ、これからも度々スポーツ感覚で、機会をみて
気楽に楽しむようにしようよ」

「スポーツでは、こんなに気持が良くならないのでは？」

「回を重ねるうちに、慣れて来ると思うよ、それより、
お風呂へ行こうか？」