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女医の診察日誌
第11章 ビッグな贈り物
「私は洋食が良いわ、あなたは?」

「では洋食で決まりだね」

「その出かける日は、夕方の六時四十分ごろにスタート
できると思うので、またその時に電話するわ」

「了解、理恵の車は目立つので長時間隠して置けないから、
それで行くとしようか?」

「分かったわ、燃料は満タンにしておくわ」

「ではその時に、楽しみだね」

 理恵との約束の日、夕方の六時半過ぎに勇次のケータイ
が鳴った。やはり相手は、天使 №1、であった。

「やぁ、理恵早かったね、もう用意ができたの?」

「勇次さんお待たせ、今から出るけど、何処に行けば良いの?」

「あの地下駐前で、何時も君が僕の車に乗っている所へ行くよ」

「分かりました、では後程」

「気を付けて来るのだよ」
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