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女医の診察日誌
第11章 ビッグな贈り物
「こんなに幸せな気持ちに、成ったのがすごく嬉しいの」

「僕はもう少し飲むけど、君はどうする?」

「私もお付き合いするから、注いで」

 摘まみに、干物をかじりながら、時が経つのも忘れて、何本

かのビールを飲んでいた。

「理恵、そろそろベッドインしようか?」

「はい、あなた・・・」

 勇次は彼女の腰に手を掛け、労わるようにベッドへと誘導し

て、そこに上向きに寝させて、自分はその足元に、胡坐をかい

て座り込んだ。その後、片方の足を両手で持ち上げ、先ず親指

を口に入れ、つけ根の辺りまで咥えて、強く吸ったり、舌でぐ

るりを舐め回したりして、次の指にも同じような動きで、次々

に、その行為を小指まで続け、折り返して、親指まで戻り、反

対側の足の指、一本一本にまで優しく、それと同じような動き

を繰り返していた。
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