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キスの後で…
第4章 あ
痙攣が来た後は、私を抱きしめてそれが治まるのを待ってくれた。

「桃花。次はご主人様のこれ―――しゃぶって」

さっきより息を荒くした先輩がズボンのチャックを静かに下ろす。

「え・・無理です!!」

妖しかった空気が一瞬にして消え去った。

「え?この雰囲気で無理とか言う?」
それでも手を止めない先輩は、笑いながら私を床に下ろす。

「えー。それは無理です!」
「今の流れだったら、そのまま行くだろ?」

「行きませんよ!そんなのやったことないんですから!」
「だから、今から初体験すればいいじゃん?」
「イヤです!」

「強情なやつ・・・」
先輩はそんな私に全然イヤな感じじゃなくて。
出来ないって言っても、イヤな雰囲気にならずに笑いながら服を脱ぐ。

「ご主人様の命令でも?」
「無理です!」

そのやり取りが楽しいのか
気を悪くした風もなく、ニヤニヤしながら頬杖をついて
気長に説得する。

「めっちゃ気持ちいいんだけど」
「えー。やだ」

「彼氏の舐めたくない?」
「・・・・・舐めたくない」

はっきりと言うと、大声で笑い出した。
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