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キスの後で…
第6章 で
もちろん綺麗に別れると約束はしたけど!
「でも、心の準備が必要なので・・・」
「お前は。最初の日もロストバージンするのに心の準備心の準備って・・・
今度は別れるための心の準備か!」
「だって!先輩のことが本当に好きなんです!
先輩は次に好きな子ができるまでのつなぎの付き合いかもしれませんが
私は本当に好きなんですよ!」
「・・・・」
「一方的な片思いの付き合いだとしても今のこの状況は私にとって夢みたいなんです。
だから・・・夢から覚めるのに心の準備が必要なんですよ!」
一気に捲し立てたら頭がグラングランした。
「落ち着け」
そんな私を見て、優しく私の髪をなでる。
その手が優しくて。
この時間がずっと続けばいいのにと思った。
別れるための心の準備なんか一生したくない。
「大丈夫だ。俺もちゃんと桃花のことが好きだよ」
「嘘だ!」
「嘘じゃない」
「あんなに意地悪だったもん!」
「悪かった」
苦笑いをして、私のほほをゆっくりとなでた。
「はじめはこんな気持ちじゃなかったのは認めるよ」
「・・・・」
「元カノと別れてから・・・心から笑えなかったんだけど。
あの仏壇用のろうそくで初めて本気で笑ったんだ。
桃花と柳下に、感謝だな」
ええ・・・あのろうそくを見つけた時の先輩は本当に楽しそうでした。
「でも、心の準備が必要なので・・・」
「お前は。最初の日もロストバージンするのに心の準備心の準備って・・・
今度は別れるための心の準備か!」
「だって!先輩のことが本当に好きなんです!
先輩は次に好きな子ができるまでのつなぎの付き合いかもしれませんが
私は本当に好きなんですよ!」
「・・・・」
「一方的な片思いの付き合いだとしても今のこの状況は私にとって夢みたいなんです。
だから・・・夢から覚めるのに心の準備が必要なんですよ!」
一気に捲し立てたら頭がグラングランした。
「落ち着け」
そんな私を見て、優しく私の髪をなでる。
その手が優しくて。
この時間がずっと続けばいいのにと思った。
別れるための心の準備なんか一生したくない。
「大丈夫だ。俺もちゃんと桃花のことが好きだよ」
「嘘だ!」
「嘘じゃない」
「あんなに意地悪だったもん!」
「悪かった」
苦笑いをして、私のほほをゆっくりとなでた。
「はじめはこんな気持ちじゃなかったのは認めるよ」
「・・・・」
「元カノと別れてから・・・心から笑えなかったんだけど。
あの仏壇用のろうそくで初めて本気で笑ったんだ。
桃花と柳下に、感謝だな」
ええ・・・あのろうそくを見つけた時の先輩は本当に楽しそうでした。