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キスの後で…
第1章 キ
「先輩に好きな人が出来たら、何も言わないで別れます」
斎藤先輩が本当に好きな人が出来たら。
きっとそばにはいられない。
好きな人が出来るまでのつなぎでも良い。
先輩のそばにいたい!
「へぇ。何?この付き合いって対等じゃない訳?」
「え・・・」
誰ともお付き合いをしたことのない私は
付き合いに「対等」とか思いもしなくて。
「まぁ、先輩が主導権を持つ・・・かもしれないですね」
なんて言ってしまった。
その時、先輩の目が面白そうに光った。
「おーけ。付き合おうか!」
「え!本当ですか?」
「付き合うと言うより、主従関係、な?」
嬉しそうにそこを強調した。
「しゅ、主従関係、ですか?」
「そう。俺はダイブツちゃんのご主人さまって訳だ」
この人が・・・こんなに意地悪だと誰も教えてくれなかったんですけど。
「まぁ表向きはダイブツちゃんのご希望通り彼氏と彼女だけど」
「・・・・」
「面白そうだな」
「・・・・」
「じゃぁ最初の命令ね」
め、命令ってなんですか・・?
「俺にキスして」
嬉しそうに目をつぶった先輩をビックリして凝視した。
キ、キスするんですか―――?
斎藤先輩が本当に好きな人が出来たら。
きっとそばにはいられない。
好きな人が出来るまでのつなぎでも良い。
先輩のそばにいたい!
「へぇ。何?この付き合いって対等じゃない訳?」
「え・・・」
誰ともお付き合いをしたことのない私は
付き合いに「対等」とか思いもしなくて。
「まぁ、先輩が主導権を持つ・・・かもしれないですね」
なんて言ってしまった。
その時、先輩の目が面白そうに光った。
「おーけ。付き合おうか!」
「え!本当ですか?」
「付き合うと言うより、主従関係、な?」
嬉しそうにそこを強調した。
「しゅ、主従関係、ですか?」
「そう。俺はダイブツちゃんのご主人さまって訳だ」
この人が・・・こんなに意地悪だと誰も教えてくれなかったんですけど。
「まぁ表向きはダイブツちゃんのご希望通り彼氏と彼女だけど」
「・・・・」
「面白そうだな」
「・・・・」
「じゃぁ最初の命令ね」
め、命令ってなんですか・・?
「俺にキスして」
嬉しそうに目をつぶった先輩をビックリして凝視した。
キ、キスするんですか―――?