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第7章 松野トド松の、マツ生！

　ね？　ワクワクしてきました？
　場所は最初のホテルと一緒なんですけど、照明暗いだけで結構雰囲気変わりますよね。ムードって大事ですねー。
　えっと、今日は前準備として媚薬をおそ松兄さんに飲ませてます。といってもキツいアルコールにバニラエッセンスと台所にあったスパイス混ぜたやつなんですけど、わりとそれっぽい味になってるかな。媚薬の味ってよく知らないけど。
　別に信じても信じなくてもよくって、ただの布石。
　人間いろんな立場ってものがあるよね。例えばー先生、とか。例えばー親、とか。長男とか。
　そういったものから解き放たれるためには言い訳ってものが必要なんだよね。例えばープライベートです、とか。例えばー同窓会で懐かしい気持ちになっちゃったんです、とか。例えばー媚薬飲まされてます、とかね。でも、その言い訳って多ければ多いほうがいいんで。ただの同窓会だけよりも、最近旦那が構ってくれないし、子どもは反抗期だし、で同窓会で初恋の人に会ったら昔よりもかっこよくってしかも独身で、みたいな。
　だから布石はいくつか打ちました。それがどーゆー結果になったかは……まぁボクがいまここでこうしてるんだからだいたいわかるとは思うけど、お楽しみに♪　編集は前回に引き続き、ボクです♪