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夢…獏の喰わぬ夢
第6章 過去
彼女はセーラー服を着ている。
赤いリボンが眩しい、でも僕は彼女の情熱がそれよりも鮮やかな紅であることを知っている。
襟の紺よりも深い闇に耐える力を持っているのを知っている。
そしてシャツよりも清い白さの心と肌を…肌。
僕は肌だけでなく、制服のしたにある彼女のすべてを知っている。
鎖骨、腕、バストその美しい丘の上には見たこともない美しい果実がある。
その甘さを知っている。
へそまでの美しい平野部を知りもう一つの丘と森。
森の茂みに隠れた峡谷。
そこは水源であり甘い蜜が湧き出ている。
周りの男どもが、
「金で抱かれる淫らな女さ、親に人形のように飼われて、心がないのさ、」
と蔑む。
僕は男どもに言い返しはしない。
代わりに彼女との愛を見せつけてやろう。
僕は彼女を抱き寄せてリボンをほどく。
彼女もそれを望んでいるはずだ。
彼女のセーラー服を引き剥がし、胸を貪る。
僕の下の方で欲望が反り立つ。
「みんなに見せてやろう。君がどれだけ美しいかを…」
彼女の耳元で囁く。