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夢…獏の喰わぬ夢
第7章 現在

「ご馳走さま。」

彼女が言う。

「美味しかった、ご馳走さま。」

僕は彼女を後ろから抱き締めたままだ。


「ねぇ、しようよ。」

僕は彼女を抱く手にぎゅっと力を込め、首筋にキスをする。


「片付けなきゃ」

彼女は洗い物を始める。

「あなたも手伝うのよ。」

彼女は僕の手に皿やフライパンを持たせる。


彼女がスポンジを持つ手に僕は反対の手を重ねる。体は密着し、ゾクゾクと興奮する。

楽しくなってきたころには洗い物は終わってしまった。


「さっ、おしまい。」

彼女が言い終えないうちに、僕は彼女を抱き上げてベッドに運んだ。


キスをしてシャツの中に手を入れてバストに触れる。
ももの間に膝を入れる。
シャツをめくり顔を入れキスしながら捲り上げる。


「明るすぎるわ、カーテンを」

彼女が厚いカーテンを引っ張る。


「駄目だ、明るい陽の下で君をみたい。蝶が舞うように綺麗さ。
でも、薄いカーテンは閉めてある、外から暗い部屋は覗けないんだよ。」


彼女は恥ずかしそうに目をつぶる。

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