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夢…獏の喰わぬ夢
第8章 変化
シフトに入ったらきちんとやって欲しい。
都合が悪くなったら事前に連絡すること。
当たり前の約束をいくつか交わし、とりあえず試しでいつからこれるか?と尋ねられた。
明日、つまり今夜の4時からで、話はすぐに決まった。
突然とった自分の行動に自分でも驚いていた。
早く帰って眠ろう。
僕は急いで帰り、洗い物をし洗濯をすませ、風呂にゆっくり入ろう。
今日のスケジュールを決めながらアパートに帰った。
着くとすぐ携帯がなる。きっと店からだ。何か連絡し忘れたことがあったんだろう。
違った。
メールだ彼女からだ。
「無事家に着きました、楽しかった。朝ごはん作ってあるから、冷蔵庫見てね。」
僕は冷蔵庫を見た。
サンドイッチとサラダとスープだった。
どうしよう。サンドイッチは、バイト先に持っていこう。
スープは朝早く起きた時に飲もう。サラダは今食べるか?
とりあえず彼女に返信した。
「ありがとう。明日学校で」
話したいのに文字にすることはわずかだ。
バイトのことは内緒にしよう。サラダを食べながら考えた。
誕生日まで内緒にして驚かせたい。
バイトを突然決めたのは彼女がいない部屋に一人でいる時間がとても長いと思ったからだ。