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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第12章 足掻く桜
美紀の机に向かう間に、どう謝るか悩む私。
絶対まだ怒ってるよね?
じゃ、どう話を切り出したら良いんだろう??
いきなり"彼奴"の事、聞いちゃマズいし…
やっぱり素直に謝る??
うん、此処は素直に謝った方が良い、だって私が悪かったんだし、それがフツーだよね。
よし決めた!!
私は美紀の机に近付く、美紀も気付いたみたいで私の方を見て・・・
「美紀……
ごめんなさい!!」
私は素直に平謝り……
「桜…
ぁたしもゴメン……
急にあんなに怒鳴ったりして………」
「・・えっ・・」
もっと、こう‥怒られるかと思った…
なのに、美紀の方まで謝るなんて予想外。
「私が悪かったんだもん、フツー勝手に携帯見たら怒るのが当たり前だし…
やっぱり私が悪いよ」
「それは‥まぁ……
でも、あんな風に言うつもりなんて無かったのに、つい……」
「・・・
やっぱり見ちゃマズい内容だったの??」
「・・・・・少し・・・・・」
曖昧なぼかし方…
携帯を見た事、気になって無いワケじゃないんだ、やっぱり"彼奴"のせい?
でも、今言っちゃいけない気はする、美紀の口振りからして、触れて欲しくないって言ってるようで……
でも、思ってたほど怒ってなくて良かったぁー
そうなると気になる"彼奴"の存在、でも今答えてくれるとは思わない、だったら……
「ねぇ美紀…
ガッコ終わったら、久しぶりに茶店行かない?」
私の提案に、美紀は少し悩んでいるよう‥そして………
「・・良いよ…
ついでだからケーキおごる」
「マジ!?
やったぁー!!」
あれ?
私、ケーキに負けてる・・
まぁ良いか。
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