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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第12章 足掻く桜



一番奥の席に座り、運ばれて来たケーキの数々、やっぱり美味しそうー。



「いっただきまーす!」


早速、目の前のケーキをパクリ……
んー美味しい!!


甘い物を食べている時は幸せーー
身体の中まで溶けちゃうみたい。



「あれ?
美紀は食べないの??」

「あ‥うん、別にいいかな」


私の周りはケーキだらけなのに、美紀はコーラだけ‥あれ?アイスコーヒーじゃない??



「ねぇ…
アイスコーヒーじゃないの??」

「たまにはコーラもいっかなって…」


あれだけ毎日飲んでたのに??


なんか違和感…
やっぱり美紀、どこか変わった??


そうだ、ケーキでうっかり忘れそうになったケド、私が美紀を茶店に誘った目的・・・



「美紀…
"彼奴"って聞いて良い?」

「・・・
ゴメン…
それは言えない、ほら他の事なら話すから」


やっぱりダメかぁー


でも他は?
何でも話すって??


じゃぁじゃぁ、聞いて見たい事がもう1つあった!!



「じゃぁ"彼奴"は聞かない…
その代わり、1つ教えて欲しいんだ」

「1つ??」

「うん…
美紀、よく"同じ"って言うじゃん…
薬でも男でも"同じ"って、それって私の"同じ"と美紀の"同じ"は違うと思うんだ」

「・・・・・」


美紀は私の話を真剣に聞いてる、聞き出すなら今がチャンス!



「どうして"同じ"なの? 」

「・・・
どう‥答えたら良いんだろう・・・」


何か答えを整理しているみたいな感じ、そんなに答えづらい事だったのかな??



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