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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第12章 足掻く桜



「・・ちょっと待って・・・」


確か‥美紀は付属高と一緒に‥って言った。


じゃぁ、美紀のあの人は付属高に関係ある??


超有名進学高、東大合格者多数の、私なんかじゃお呼びも付かない、国内でも超難関の合格率だったはず?


あの人が、とんでもなく成績優秀で、有名大学に行くのに妨げになったとか??


そう言えば付属高の頃の美紀ってよく知らない、美紀も話さない、勿論そこは良いんだけどさ。


付属高での美紀の成績って、どの辺だったんだろう…
今の夜学では、どんなに休もうが居眠りしようが、美紀の成績に勝てる奴なんて居ない。


全教科100点じゃ、勝てるワケも無いか……



って、話はそこじゃなくて、付属高なら美紀のあの人が分かるかも!!


うん、こっそり調べてみようかな?
美紀には内緒で……


そうと決まれば、夜遊びなんてしてられない、サッサと帰って明日付属高付近に行って見よう。



今日の夜遊びはなーし!


どうせ克己達ともはぐれたんだし‥良いよね…
明日の為に私は帰るぞー!


そう思ったら一目散、とっとと街中を抜け、明日に備えて家に帰る私だった・・・







次の日の午後、私は付属高付近までやって来た。


家から此処までは結構遠い、歩くのが面倒でバスで移動。


流石名門付属高、校門の近くにバス停があった、はー凄いわ。


全日の事はよく分からないケド、そろそろ下校時間だとは思う、そして狙うは美紀と同じ3年の連中。


このガッコは、制服も有名で1年から3年まで毎年学年が上がると色が変わる。


紺・緑・赤系
それぞれ1年・2年・3年、だから赤系の制服を着ているのを狙えば良い。



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