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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第13章 交差-人間模様
「あっ!
美紀ぃーおはよー!」
「おはよ」
気になってガッコに来てしまった…
彼奴の噂が、どこまで広まっているか知りたくて……
「ねえねえ、最近糞教頭が噂になってるの知ってる?」
「へっ!?」
って、来た早々いきなりこの話題!?
確かに桜は情報が早いケド、心の準備も無しにいきなりとは。
「なんだかねぇ…
前のガッコで生徒の母親に手を出したって話、あの糞教頭ならやりそうだよねぇー」
「まぁ‥うん……
何となく、ありそうだなとは思う」
「でしょでしょ!
もしかしたら母親じゃ足りなくて、生徒にも手を出してたりして、彼奴ムッツリそうだからアリじゃない?」
「うーん…
でも、それだったら懲戒処分になってるんじゃ……」
「あ!
それもそうか!」
母親だけではなく生徒も…
彼奴なら無い話じゃ……
ただ見つからなかっただけだとか、ホントに生徒は関係無いのか、いまいち理解に苦しむ。
いや問題は、此処まで広まっていたなんて…
噂って‥早い、この様子だと彼奴の耳にも入ってる、間違い無く。
「ねぇー美紀聞いてる?」
「あ‥うん、ちゃんと聞いてるよ」
もう、美紀ったらガッコに来た途端ボーっとして…
せっかく最新‥とまでは言わないケド、ずっと噂になってる糞教頭の事、教えているのにぃ!
でも、美紀の言い分も正しいのかな?
生徒にまで手を出していたら懲戒処分で、今頃居ないよ。
うん、噂ってホント大げさだから。
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