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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第13章 交差-人間模様
「随分と噂になってるの??」
「んーちょっと前からチラホラ…
なんか、うちのガッコのサイトがあるらしくって、そこにカキコがあったらしーよぉ」
「そうなんだ…」
そうだよね、美紀ガッコに来て無かったから、知らなかったんだ。
でもさ、あのいつも腹が立つ糞教頭だと思ったら、噂が流れてスッキリ!
今頃、糞教頭は呼び出しなんか受けてんのかなぁーとか思ったら、楽しいじゃん!
「まっ、自業自得じゃん、糞教頭にはいい薬だよぉ」
「そうなるよねぇ」
「そいう事ー
あ‥授業だから戻るー!」
予鈴通り超して本鈴だしー!
急いで席に戻って教科書っと……
はぁ‥間に合ったぁー。
何時もの如く、必死にノートを取っているんだけどさ、美紀の顔見たら思い出しちゃった。
あれから何度か、画廊かアトリエを探して街を歩いて見た…
あのアトリエの他に、近くにはそれらしき店は無く、少し離れた街にも……
でも、そういう店って意外と少ない…
もう1件見付けた店で……
『普通、こういう店は郊外の離れた場所に建てるものだ、自ら絵を書くから皆静かな場所を選ぶ』
そう教えて貰った。
そりゃそうだ、画家さんって静かな場所の方が好きだよね普通。
そして、後も探したケド、歩ける距離にそんな店はもう無かった。
ホントに空振り三振ノックアウト……
美紀にもう少し聞けたらなぁー
でも"辛い"って言われたし、聞くに聞けない。
あの会話で他にヒントなかったかな?
私馬鹿だから、会話の内容忘れてる??
あー
どうにかしてあげたいのにぃー!!
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