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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第14章 闇の中の一筋の光



噂のお陰で、久しぶりの開放感。


勿論、そんなの一時凌ぎだって事は、ぁたしだって分かってる…
でも、彼奴と顔を合わさないだけで、こんなにも心が晴れるとは思わなかった。


吐き気も少ないし、少しずつだけど食べる事も出来るようになったし、ホントはこのまま彼奴が噂に潰れてくれればって願ってしまうのは欲張りかな??



「そうだ、アンケート」


そろそろサプリも無くなる頃だし、商品モニターなんだから、ちゃんと出さないと……


ひょっこり舞い込んで来た、このサプリを飲んでから、ぁたしのどん底人生まで少し変わったようで、何となくだけどサプリを送ってくれた会社に少し感謝してる。



それなのに・・・





"ブー ブー ブー"



突然の着信に、ぁたしの身体はビクッと震える……彼奴からだ………



「・・もしもし……」

「3日後だ、良いなっ!!」



・・・来た‥一番恐れていたのが・・・


電話の向こうの声でさえ、不機嫌でイライラしているのが丸分かり。


話では、噂のせいで何度も呼び出しを食っていたとかいないとか、ガッコ中そんな話で持ち切りだった。


それも、次第に忘れさられるように静かになっていき、そろそろ彼奴は動く気になった‥みたい。



(やっと‥少しだけだけど、穏やかな日常が戻ったと思ったのに、また……)



彼奴の奴隷にされる…
その事実が、ぁたしを押し潰す……
少し時間が開いたせいで、余計にイヤだと心が叫ぶ。



「・・気持ち悪い・・」



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