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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第3章 夜に紛れて
夜の繁華街をブラ付くのにもすっかり馴れた…
今はもう、あの付属校とその周辺には行って無い、だってぁたしには必要無い場所だから…
あれから何度か秘書の遠藤さんが家に来た…
ぁたし自身は一切会わなかったケド……
やっぱり必要無いから…
早乙女なんて関係ない、勿論倉原も…
ぁたしはぁたし…
これ以上、大人に振り回されたくない、ぁたしはぁたしの好きなように生きる、そう決めた……
「美紀ぃー
今日は少なめだね」
「あ…うん…
例の場所行こっか桜?」
「んー
あそこシンナーやってるの多いから面倒だけど、まぁいっか!」
例の場所とは、とあるクラブ…
まぁこの辺の悪ぶってるのがたむろしてる、ちょっと危ない場所。
ぁたしと桜は、早々に街歩きに見切りを付けて、クラブを目指して歩く…
少し路地に入ったなんの変哲も無い店…
見掛けだけは………
中に入ると、男も女も酒にシンナーそして薬…
ラリって騒いでるのも居れば、その場で始めちゃってるのも居る、そんな危険な場所。
桜と2人でカウンターでお酒を頼んで、乾杯ー!と飲み直し。
ぁたしはシンナーや薬はやらない、ただお酒だけ……
「よぉ、桜に美紀じゃん!」
店によく顔を出してる男2人組が、ぁたし達に声を掛けて来た。
「あーこの間のー!!!」
「桜、覚えてくれてた?
また俺と一緒なんてどうよ?」
「んー
美紀良い?」
「いーよ、まぁ‥ほどほどにねぇー」
男と桜は連れ立って、店の奥に消えて行った…
奥は個室になっていて、後は…想像通り……
桜もソフトな薬を使う‥その方が楽しいから。
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