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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第17章 早乙女会長の策略
『お電話ありがとうございます○○製薬です』
そこから始まり…
『もし宜しければ、モニターの後にご購入を検討されても構いません
ご参考までに、他の商品のご案内をお送りしますが、如何でしょうか?』
上手い‥全然分からないよ、普通に女性オペレーターの会話だもん…
しかも、しっかり他の商品の購入勧誘もして来たし、遠藤さんそういう方向の仕事した事があるのかな?って考えたら………
「くすくす…
やだ‥笑い止まらない」
思い出せば思い出す程、笑いがこみ上げて来る。
「ぷっ…
は‥早く荷物整理しないと買い物行けなくなる」
まだ思い出し笑いをしながらも、ぁたしはダンボールを手に荷物を整理し出す。
暫く笑いは治まってくれなかったケド・・・
思ったより時間が掛かったが、箱詰めは全部終わった。
だから………
「んー
良い気分…」
久しぶりの街歩き、紀永に言われた通り、ガッコと何時も行く街を避けて、アトリエがある付属高近くの街の方に来た。
「こっち、少し高いんだけどなぁ…」
場所が場所だけに、ブランド関係の店も多い、そこは仕方ないし……
ブラブラとウィンドウショッピング、こういう事をするのも、夜学に行ってから殆ど無かった。
(少し店変わってる)
ぁたしが此処を通っていたのは付属高の時…
あれから紀永に会ったあの日まで、こっちに来た事も無かったんだから、変わっていたっておかしくない。
「やっぱりデパートが一番だよね?」
纏めて買うなら、そっちの方が良い…
途中で書店に寄ってから、この街にあるデパートを目指した・・・
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