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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第17章 早乙女会長の策略
じゃ、あの時既に調子悪かったんだ…
なのに私‥美紀を問い詰めた……
「私やっぱバカじゃん」
余計に美紀を追い詰めちゃったよぉー!
ただの興味本位で、美紀の気持ちムシして、美紀"この話ツラい"って言った、それなのに私ムキになって言いたい事言っちゃった。
「あーんゴメンよぉー」
相変わらず、よく考えないで行動して、美紀傷付けちゃった。
"プル…プル…"
メール音…
内容を見たら……
『また連絡するね
心配掛けてゴメン
美紀』
新しい携帯番号と、美紀のひとこと。
"誰にも言わないで"
美紀のお願い。
私は番号を登録してメールを消す…
名前も美紀じゃなく、ウチに居るネコの名前で登録した。
絶対教えないし言わないよ、それが余計な事を聞いた美紀への罪滅ぼし‥私の気分の問題だけど……
それに止める!
ホントはまだ、あの人を密かに探してる時があったんだけど、もう止めよう‥美紀が辛いんだから、そっとしておいた方が良い。
「結局…
私のやった事って、なんにもならなかった、やっぱバカだ」
ちゃんと考えないで行動するから、何時も私は空回り。
ホントに今回は反省してる…
バカな頭を働かしても、考えて行動しようと・・・・・
午前中、宅配便が来た。
勿論、宅配物はダンボール‥送り先はあの会社。
「・・・ぷっっ……」
ダメ‥思い出しちゃった、あの時の電話応対…
遠藤さんだと思ったら、笑いが止まらない。
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