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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第18章 緊迫-逃走-
もう1つくらい欲しいかなと思い、また下着コーナーを歩くケド、あまり気に入る物が見付からない。
始めに見付けた下着だけを購入して、ぁたしは人ごみを避けてカフェエリアへ・・・
飲めるドリンクは少ないケド、ココアがあったんで、それを注文…
フリースペース式だから、人は沢山居ても個人スペースは確保出来る。
トレイに乗ったココアを手に、開いている席に座り、デパートの前に立ち寄った書店で買った本を広げた。
「・・・・・」
数年振りに買った、プログラム関係の専門書…
どうしても悩んでいた場所があったんで、最新版を購入。
(へー
今はこういう風に展開させるんだぁ)
多分‥周りからこの本を見ても、英数字の羅列にしか見えない、つまらなそうな本。
でも、ぁたしに取ったら、色々な可能性を秘めているんだけど……
速読は得意な方…
ココアを飲みながら、早いペースで読み進めて‥戻ったらあのプログラムに反映させたくて、家に帰る前に読みたくなった。
(基本は変わらないケド、応用は多様化してる)
そりゃ沢山の開発者が居るんだから、基本から応用になんて当たり前の話、後は如何にそれを早く見付けるか‥どの世界でも同じだけどね。
ココア1杯分で、この分厚い本の殆どを読んでしまった…
ぁたしが知りたかった部分は少なく、少々ガッカリ。
違う‥紀永の基本プログラムが良過ぎるんだ…
だから専門書でも知りたい項目が少ない、この専門書の応用じゃ、あのプログラムじゃ物足りないもの。
「買い損かなぁ…」
思わず小声でひとこと…
一般書店に売ってる専門書じゃ、役に立たないみたい。
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