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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時



「はぁ……
警備は私服で100名、学校の周りに配置します、ボディガードは‥校門に4名…
報道規制は学校行事という事で、全メディアを抑えました‥後ご不満は?」

「・・・無いよ…
来賓出席者はこれで全てだね?」

「はい…
会長が来られるという事で、五月蝿いのが居ましたが、全て追い払って、始めに決まっていた来賓のみです」

「そうか…
狸は何処でも嗅ぎ付けて来る‥面倒な事だ」


多少不機嫌な遠藤と、式典の最終確認…
不機嫌な理由はボディガードと、私が行くという事で胡麻を摺ろうとした、馬鹿な者達の排除に苦労した事。



「後、1人吉田春夫に張り付きます、それと美紀様からのGPS信号…
その2つで行動は把握出来ます」

「ああ…
そこに異存は無い、美紀の方も承諾済み…
普段使っていない携帯も電源を入れて、誘い出す気は十分、もし当たりがあったらこちらに連絡を入れるそうだ」

「では、美紀様の方は大丈夫ですね」

「学校から外に出ない条件付きだが」

「勿論です、出られては意味はありませんので…」


式典は明日に迫っている、今日中に全ての調整を入れないと間に合わなくなる。



「見落としは無いとは思うが?」

「壇上スピーチを間違えないで下されば」

「信用が無い…
表でヘマする気は無いね」


やはりまだ不機嫌そうだ……


警備人数を半分に減らし、ボディガードを外で待機させるのが気に入らないらしい。



「遠藤、多過ぎても目立つもの…
ボディガードで言えばもっと目立つ、目的が目的なのだから、多少の隙を与えないと動かんよ」

「それは………」



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