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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第22章 終焉の時
「吉田春夫の目的は美紀だ、私では無い…
校内に多少穴を作らんと、動く場所も無くなってしまう、だからこそ校内な手薄‥違うかね?」
「・・・
その通りです」
吉田春夫を動かす最強の布陣…
外には出れなく、中は手薄、更に私という目立つ囮……
教員出席者は私の方に集まるだろう、その分目が離れる生徒に隙が出来、吉田春夫も動きやすくなる。
問題は私がどう抜け出すかだが、そこは強制的にでも断ち切れは良い。
「では、この通り配置してくれ」
「承知しました」
結局のところ、会長として遠藤を押し切ってしまった…
多少すまないとは思うが、もう時間が無い。
明日、全てのカタを付けるよう、全て‥裏の手配までしたのだ、明日を逃せば後は無いだろう。
話は終わりと立ち上がる、今日の仕事は全て終わっているので、後はプライベート。
"ガチャ…"
私室に戻っても、美紀の姿が見当たらない。
「美紀もかなり神経質になっているから……」
式典が近付き、美紀の精神もまた不安定に…
それはそうだろう、避けていた吉田春夫と直接会う事になる、多少ナーバスになっていても仕方ない。
この姿を嫌がられいる訳では無いが、さっさと私服に着替え、美紀を探して見る事に……………
「・・・・・・・」
リビングでこうソファーに座って、何時間経つんだろ??
居心地の良いローソファーに座って、ココアの入ったカップを手に持って‥ココアは既に冷たくなってる、それでもぁたしは此処でボーっとしたまま。
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