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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第23章 平和な時間の訪れ



「うっ‥難問………」


今、ぁたしの部屋で、絶賛勉強中、それも修士課程の超難問…
分からないワケじゃないケド、解くのには時間が掛かる。



なんでこんな事になっているかと言うと………




「・・やっぱり夜学はちゃんと卒業したい…
大学はそれからでも遅くないと思う」

「それで、どの大学を受ける気なんだい?」


みんなと一緒に、夜学はちゃんと卒業したい…
ぁたしの我が儘かも知れない、でも今の‥桜達と一緒に卒業するのが、今のぁたしに出来る事。



「んー
考えていない‥かな?
だいたい、夜学から大学だもん、良いところには入れそうにないから」

「そうかな?
付属高は3年の途中まで行っていたのだし、そちらの内申成績もある…
幾ら夜学に行ったからって消えるものでは無いよ」

「それでも、夜学は4年…
卒業まで後1年以上あるんだよ、そりゃ一浪したと思えばまぁ……」

「1年あるのだから、本格的に家庭教師を付けて勉強すれば良い…
美紀なら軽く追い付くだろう?」

「追い付くかなぁ?」

「追い付くよ…
軽く東大合格も目指せる、私はそう思っているけどね」


は??


東大合格!?



「ちょ…
それは、いくら何でもムリ過ぎじゃ……」

「・・ないよ…
美紀は少し‥いや、かなり自分を過少評価している…
東大でも留学でも、美紀なら思いのままだと思うがね」

「・・ぁたしが??」


成績は悪くなかった…
うん、それは分かってる、でも難関東大とか留学って、頭が良すぎる人の話で、ぁたしみたいな凡人が簡単に出来る話じゃ無い。



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