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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第6章 その時・桜-


良いー!!


薬じゃないと、この快感は味わえない。



『だって‥同じだもの……』



えっ??


今のは美紀の……


私、薬で耳までおかしくなってるのかな??



美紀は薬はやらない…


さっき聞こえた通り、薬を使ったって同じ、何時もそう言う。


そんな時の美紀は、どこか悲しそうな顔をするのは気付いてる‥でも聞けない。




「あっあぁ!」


ズンッと突き上げられて、私の背がしなる…
またイっちゃいそう!



「そんなに締めんなよ、保たねえぞっ!」

「あんっ…もう出ちゃうのぉ??」

「中だしOKか?」

「もち!
中に出してぇー!」


急に腰の動きが早くなったと思ったら、とっとと出しやがった、私まだイってないのに‥この早漏!!


あー1人じゃ物足りないよぉー


もっと私をハイにさせてよ、何も考えられないくらいハイに……


だと言うのに、男は一回戦だけで終了……


今日は選び運悪かったかなぁ??



「しゃーないからビール飲も……」


裸のまま、プシュとビールを開けて1人グビグビ…



「・・・同じかぁ……」


今の美紀に聞いたら、同じ答えが返って来るのかな??



さっきガッコを出る時、美紀の携帯が鳴った瞬間、美紀はビクッと震えてた。


あの変わりようは、それが関係あるの??


だって不自然な程、顔を青くしていたし……


着信‥といってもバイブだったけどさ、それに気付いて美紀、逃げるように走って行ったもん。


絶対に何かある……


私が突き止めてあげるんだからね!!





偶然の産物か、薬で覚醒し頭が回っている桜。


美紀の謎に迫る気満々だが、真実を知るのは、もう少し先の話になる・・・・・


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