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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第9章 女の葛藤
気になる
気になる
どうしても気になる!
あの電話、絶対おかしいもんっ!!
美紀何だかこう‥怯えていた感じだったし…
あ--!!
どうしても気になる!
とは言っても、人の携帯を勝手に見るのは……
私だって見られたらイヤだもん、そんな変なのは無いとは思うけど、やっぱり履歴とか男の名前ばっかだし・・・
だから私は躊躇う、それをして良いのかどうか。
でも、美紀の為なら私悪者になっても事実を知りたくなってる…
あんな怯えるような姿なんか美紀じゃない!
美紀は明るくて、頼りがいがあって、引っ込み思案だった私を外に出してくれた。
オヤジが原因で、他人が信じられ無かった私…
なのに美紀は……
『桜は桜でしょ?
親なんか関係ない、桜のやりたい事って何??』
親の目にビクビクしていた私に、美紀は私のやりたい事って聞いて来た。
だから私は……
『好きに遊びたい』
って答えた。
『じゃぁ桜も一緒に夜の街に遊びに行こ?
桜の自由にね』
そう言って私を誘い出してくれた……
私の心を解放してくれた。
だった一言、欲しかった言葉を美紀が言ってくれた、それが私には嬉しかったんだ。
それなのに、今度は美紀が悩んでる…
私には手が出せないの?
相談してよ、親友でしょう、頼りがいが無いかも知れないけど……
私は美紀の事を大切な親友だと思ってる、じゃぁ美紀の方は??
それを美紀から、はっきり聞いた事は無いけど……
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