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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第9章 女の葛藤
ガッコに来ても、美紀はずっと上の空、授業を聞いている風でも無く、ただそこに居る‥そんな感じがもう何ヶ月も続いてる。
流石に心配…
だって、また痩せたし……
ダイエットっていうレベルじゃない、美紀どこか悪いのかな?
すっごい大変な病気とか??
美紀を見る度に、毎回こう考えまくる私、だけど一歩が踏み出せない。
携帯なんて覗いたら、美紀だって絶対怒る…
そしたら、私はまた1人になっちゃうよ、それだけはイヤだ、嫌われたくない。
だけど、今のままじゃ何にも進まない、それも分かってる。
私の心の中は、天使と悪魔が葛藤して大バトル中・・・
見ちゃえと囁く悪魔
ダメと訴える天使
私、どっちの手を取れば良いんだろうか??
(・・・
神様の言う通り‥っと……)
丁度、白黒6角のシャーペンがあったから、それをコロコロと転がして……
出た色は………
黒色……
これは私に行動を起こせと、悪魔が囁いているのかな??
やっちゃいけないと分かっていても、悪魔の囁きは強く私の心をそそのかす。
気になるし、心配だから………良いよね、少しくらい………
悪魔の誘惑に負けた私は、実行する為の機会を窺う。
美紀はガッコ内で携帯は鞄の中で電源OFF、そうなると見れる機会は美紀が机を離れた時。
トイレとか言ってくれないかなあー
そうしたら、見れるのに………
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