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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第10章 破棄の約束
何もする気が起きない、ぁたしはただ、ベッドの上に転がっているだけ。
再三の吉田の陵辱に、最後の糸も切れたみたい、ぁたし‥このままダメになるのかな?
その前に、吉田に殺されるとか??
彼奴なら、やりかねない…
殴っても、血を流しても平気な顔をしている奴だもん、簡単にぁたしを殺せる。
ホントウニ、シニタイノ??
ソレデイイノ??
心の一番奥底が叫んでる‥嫌だ、ぁたしは死にたくない、でも生きていたって何も無いぁたし……
もう、ぁたしの手には何も残ってやしないのに、それでも生きたいと思ってしまう、ぁたしの情けなさ。
「・・・
あっ‥煙草……」
テーブルの上に置かれて‥正確には放置されている煙草、最近夜も出ないから、煙草すら忘れていた。
徐にベッドから起き上がり、煙草を1本取って火を点ける。
「・・ふぅ・・・うっっ!!」
気持ち悪い!
少し吸っただけなのに!!
慌てて、煙草を消して階段を駆け下りトイレへ……
「げほっ!げほっ!げっっっ!!」
もう‥何時からだろう、身体が食べ物をあまり受け付けなくなったのは?
食べては吐くの繰り返し、とうとう煙草もダメかぁ……
今じゃ、食べ物を見ただけでも吐き気がする、もしかしたらヤバい事になったのかと、妊娠検査薬を使ってみたが、それだけは無かった。
ピルを常時服用しているんだもん、妊娠の可能性は無い。
ただ、絶対とは言い切れないから、検査薬を使ってみただけ。
となると、吐き気は心的要因‥理由なんてハッキリしてる、彼奴以外あり得ない。
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