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OLオクサマのふぇろもん
第11章 Scene.11
「おいおい、何したんだよお前」
「とうとうクビかぁ?」
「俺らの管理責任とか止めてくれよぉ?」
「そうそう。俺らはちゃぁんと教育してっからなぁ」
突然現れた人事の役員。
呼ばれた事に二人の上司は好き勝手言ってくる。
それにしても、呼ばれた原因が分からない。
毎日、二人の上司に仕事を押し付けられて、深夜まで残業の毎日。
同僚ともそれなりに付き合って、人間関係も悪くない筈。
強いて言えば………。
「…呼ばれた理由………分かってるね?」
「………」
唯一思い浮かぶのは給湯室での出来事。
「ったく。今日はどうかしてるんじゃないか…我が社は………」
誰も居ない事は確認した筈。
夢中で腰を振っていた時は分からない。
それでも、注意はしていた。
「仕事中にだねぇ………」
ドキッと鼓動が速まる。
霧島さんには相手が誰か分かってない筈。
「………何で呼ばれたか分からないみたいだな。
……それならこれを………」