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シングルマザーと舐めオヤジ
第1章 ふたたびの
書店で本を物色中、後ろからとんとんと肩をたたかれたのが、美玖(みく)との再会でした。

私は40歳を過ぎたころリストラされ、次の就職まで間、教員免許を持っていたのを幸いに家庭教師派遣会社でアルバイトをしていたことがあります。その時の生徒の1人が美玖です。年齢差は2回り以上ありました。

ある時、私は彼女に「なぜぼくのようなおじさんを選んだの」と聞いたことがあります。答えは「安心できるから」でした。

美玖は、そんなに勉強のできる子ではありませんでした。受験の不安をやわらげるため、いわば優しいお父さんのような家庭教師を望んだようです。それは彼女の両親も了解していました。少し勉強して、後は話し相手になる、それで済む楽な生徒でした。

美玖は性に関しては興味津々で、大学生の兄が自分の部屋で恋人と絡んでいるのを覗き見しては私に報告するのでした。「先生も奥さんにフェラチオしてもらうの」などと平気で聞いたりもするのです。もっとも歳の近い若い先生なら恥ずかしくて聞けなかったかもしれませんが・・・・

そんな話を重ねるうちに私は、美玖の手を触ったり、太腿をなでたりするようになりました。話をしながらスカートの中に手を入れ、生足を愛撫するのでした。彼女のほうも毎回そうしてもらわないと済まないようでした。それで何か気持ちが落ち着くようでした。もちろんこれは2人だけの秘密です。しかし、それ以上の関係には進めませんでした。

私は彼女の受験を成功させ、その後1年ほどしてから、小さな会社の正社員として就職しました。
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