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背徳のディスタンス
第3章 社内プレイ
下着越しに、割れ目を指でなぞられた瞬間。
「あ……っ」
まるで電流でも流されたような衝撃が、背中を這い上がっていく。
意図せず漏れてしまったエッチな声に、奈々は慌てて口を塞いだ。
「先輩、ダメですってば? そんな声出したら一発で気付かれちゃいます」
そう思うなら離れろ、と思う。
望は奈々の反応を楽しむように、下肢を触り続ける。まるで指先で弄ぶように。
「ん……っ、う」
声が漏れないよう、目を閉じて固く唇を引き結んだ。
「いい顔……可愛いですよ? 堀内先輩のいやらしい顔。足、開いてください。閉じたままじゃ触りづらいんで」
耳元で囁く冷静な望の声。
「や……」
奈々はぶんぶんと首を振った。そんな恥ずかしいこと、絶対にやるもんかと思っていた。
それでも奈々の意思に反し、体は快感を求める。
やんわりとじゃなく、本当はもっと思いきり愛撫してほしかった。
はしたなく蜜をこぼす淫らな蕾を慰めたくて、全身が疼いていた。
「もう、やあ……」
奈々はそう小さく弱音を漏らし、自ら足を開いた。