パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 淫らな遊び

「そんなこと……」

　言いかけて止まる。望がまたおもちゃを振動させ始めたのだ。奈々は体をかがめて熱い吐息を吐き出した。
　望は奈々の目前にまで歩を進め、顎を捉えて上向かせる。

「先輩の感じてる顔見てるとすげー興奮します」

　望はおもむろに奈々の右手を掴み、自分の股間に持っていった。

「あ……」

　スラックス越しにでも、大きくなっているのがわかる。奈々は赤面し手を引っ込めようとしたが、望は許さなかった。

「……先輩があんまり可愛くていやらしいから、俺のもこんなになっちゃったんですよ？　責任取ってくれますか？」
「責任……？」

　そんなの、どう取れと言うのか。
　その時だった。

「んう……っ」

　気付いた時には唇を塞がれていた。同時に下半身をさらに強く手のひらに押しつけられる。
　突然のことに、奈々はパニックだった。

「う、んうう」

　あっという間に歯列を割られ、舌が中へと侵入してくる。ざらついた舌に口内を蹂躙され、時折舌を吸われた。
　望のキスは巧みだった。キスすらもう何年もしたことのなかった奈々にはなすすべがなく、されるがままだった。